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街を走るエコカー、便利な電化製品。

街を走るエコカー、

便利な電化製品。

その性能を支えるのは地球の裏から届く合金鉄。

その性能を支えるのは

地球の裏から届く合金鉄。

地球の裏側と日本の鉄鋼メーカーを繋ぐ
橋渡し役として

入社から一貫して鉄鋼メーカー向けの合金鉄という原料を担当しています。その中でもメインで担当させて貰っているのはブラジルから輸入される高純度のフェロシリコンという希少な合金鉄です。鉄の性質を変える副原料として使われ、最終的には電気自動車のモーター、発電機や変圧器の一部などに姿を変えます。新人時代は、お客様先に足を運び在庫を確認したり、使用時のご要望を伺ったりという経験を積ませて貰う日々。また、ブラジルにいる駐在員とも密にコミュニケーションを取り、活きた情報を仕入れお客様の生産活動に役立てられるかというところを心掛けました。ブラジルからの船積には到着まで2~3か月を要するため、数ヶ月先の本製品の使用計画についてお客様と擦り合わせを行いながら必要な期間を逆算した上で船積の計画を立てていくことが必要です。はじめの頃は時間感覚がうまく掴めずに苦労しましたが、周囲のサポートを受け、この時間間隔やビジネスに関する理解を深めることができました。そんなフェロシリコンは、実際に見ると何の変哲もないただの「石ころ」。でも、それが街を駆け抜ける車の一部になったり、発電機や変圧器の一部となり人々の生活を支えている。そう思うと、当時から「地球の裏からよく来たな」などと愛情を感じていたモノです。

社員紹介1
エピソード1背景

言葉の壁を越えて輸出のサポートと
現地スタッフの育成も

「いつかは海外で働きたい」そう思い入社したものの、1年目の冬にブラジル駐在のチャンスが巡ってくるとは思いませんでした。ブラジルからフェロシリコンを輸出する側になったのです。まずは、日本国内で半年のポルトガル語研修を経てブラジルに赴任。現地での業務は、契約の交渉から生産状況の把握、港から輸出を行う出品する時の船腹手配など、商品を安定的に届けるための一通りの業務が求められます。また、現地ブラジル人スタッフのマネジメントも任されるようになりました。さんさんと輝く太陽のように明るく楽天的な人柄がブラジル人の特徴。その良さを活かしながらも、きめ細やかで緻密な日本向けの対応を身につけて貰うように、スタッフとは日々の会話の積み重ねを大切にしてまた、ここは私のこだわりで、ブラジル人とはブラジルで使用されるポルトガル語で話すようにしています。やはり土地の言葉を使うと距離が縮まりやすくて、様々な理由で細かい調整が必要になった際も「なんとかできないか?」と難しいお願いもできるようになりました。

社員紹介1

懐に入りながら、
ブラジルで新しいビジネスの可能性を探して

ブラジルへ来て印象的なのは、日本とブラジルのビジネスの進め方の違いです。ブラジルの人たちはface to faceを大切にし、関係ができるとどこまでも深く入り込んでいくことができます。日本では思慮深さや時にビジネスライクな距離感が重要視されますが、ブラジルでは、たとえ取引先であってもアミーゴ(親友)の関係をつくるのが大事です。また、ブラジルは豊富な水や広大な土地に植林されたユーカリなど、「エコフレンドリー」な資源の宝庫です。これらを活かして活動している企業を数多く開拓し、日本のカーボンニュートラルの課題解決となるような新しいビジネスを打ち出していくことが、私たち丸紅テツゲンや日本、そして世界の新しい未来を切り開いていくきっかけとなるのではないか。そんな可能性の芽を、今、ブラジルで探しています。

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